仮想通貨の税金計算(利益計算)はエクセルを使っても面倒ですよね。税金の計算を税理士と相談しながら、移動平均法でやった結果と、財産債務調書も含めてわかった事をまとめます。
アルト⇔ビットコインなどの取引が多かった方は、思っている以上の税金にご注意です。
100万円で購入して100万円分だけ売っても、移動平均の購入単価によっては税金が非常に大きくなる点など、ちゃんと意識できてる方も少ないのでは?
追記:2017年12月
国税庁が本気になって、ちゃんと発表してきましたね。
移動平均法(買う度に平均取得単価を計算し直す)が基本推奨とのこと。なので、担当税理士に聞いて書いていたものと同じでした。国税庁の税金計算方法は特に新しいものでは無い認識なのですが。。。。
皆の理解が進んでいないので、明確にしたかったのでしょうね。しかし、先にちゃんと専門家の意見を元に計算して色々対応できてよかったです。の国税庁の発表についても下に詳細追記します。
追記:2018年11月追記
仮想通貨の確定申告において、国税庁から総平均法を使うエクセルツールやFAQが登場しましたね。それによると、移動平均法からの移行も問題ないとのこと。
移動平均法とどっちがいい?と迷った方も、今後、総平均法を使いたい方もチャンスかもですね。
→ 国税庁が仮想通貨の確定申告のやり方を簡単にするツールやFAQ集を公表!移動平均から総平均法への計算方法変更もOK!取引報告書も?
気になるコンテンツからどうぞ!
仮想通貨の税金計算は常にざっくり把握しておかないと危険!
今年は仮想通貨で利益が大きく出ている方、非常に多いのではないでしょうか。移動平均なんかで持ち単価計算してなくても、利益確定額が多額な方もおおいでしょう。
確定申告や利益申告の準備、ちゃんと進められてますか?
所得や経費の計算は年末で締めですから、そろそろ見通し立てておかないと、身動き取れませんよね。ふるさと納税なんかも、年末までですし。
あと、必要な現金をちゃんと用意しておかないと法定通貨の保有割合が少ない方なんて、ちょっと博打になりますよね。
BTCが年明けてから暴落なんかしたら・・・損益も確定できないし・・。
あと、もちろん・・・仮想通貨は全ての履歴が残っていますので、もし、ヨコシマな心がふと出て納税しないなんて事をしても、絶対にわかるわけです。
ICOなどで今後大きな利益が出て、調査が入った際に一網打尽にされる可能性も。
年10%弱の延滞税+40%の重加算税(過去にオイタがある人はもっと・・・)になると、まあ利益はもう無いのと一緒ですね。笑
ということで。
日本という環境に感謝しつつ、確り納税しましょう。大前提です。
例年、私は秋ぐらいに税理士と相談して、税金の支払いについて移動平均という方法でシミュレーションしてます。今年も行いましたが、Ripple、Ethereum、NEM、NEO・・などを筆頭に、特にたまたまかなり安い時から保有していたもので利益が出たものに対して。
ブログに書いてたとおりBTCへの回帰が進むだろうとかなりの割合でビットコインへ一時期、移し変えましたのでその時点で移動平均で出した持ち単価に対する利益が確定されます。
ということで、予測される税金の支払いが見たこと無い額になってます。(汗
ちゃんと安いうちに専用の法人に持たせておけば・・・+アルト→ビットコインで、利益確定になる事を知っていれば+移動平均で税務上の仕入れ値を把握しておき、無意味な売買を減らせれば・・・。
後悔先に立たずです。笑
というわけで、自分のためにも、メモを残します。
蛇足ですが、税金計算のために履歴を見直すと、自分のトレードのクセや、やっぱり短期トレードよりも長期保有がいいなあ・・・・など、何で利益が最も出ているのか?が、数字でよくわかりましたよ。
今後のトレード方針を考え直すには、非常に良い機会になりました。
あと、正確な税務処理については、勿論税理士さんに聞かないと駄目ですよ!という前提の元。
税理士さんと考えるキッカケや、これから確定申告を考える方にも、少しでもお役に立てば嬉しいです。
仮想通貨やビットコインでの利益にはどう税金がかかる?雑所得!
これはもう、皆さんご存知かとは思いますが。
仮想通貨の税金については、金融庁のタックスアンサーに出ましたよね。
その後、税務通信にも補足的なものが出ていましたよね。
そのあたりは先月、こちらの記事をご参考まで。
→ ビットコイン取引の税金は雑所得扱い。2017年末の確定申告は確定が深刻に難しそう?
でも・・・。
雑所得なのは良いとして。
どのように計算するのか?は結構大事ですよね。
私は、総平均法ではなく、税理士と相談の結果、移動平均法を採用して仮想通貨の税金を計算しています。
*その後金融庁からのリリースもありましたら、やはり移動平均法が推奨されていますね。後に追記します。
仮想通貨やビットコインの取引で出た税金は移動平均法で算出!
移動平均といっても、単純なものです。エクセルなら一度フォーマットを作ればサクサクできますよね。
ある通貨を追加で購入したら、総枚数が増えますよね。
購入の取引をする度に・・・
「追加取引の総額+元々の保有額」を「最新の合計枚数」で割って、「自分の購入単価」を出すだけ。
売却の場合は、その時の「時価単価 – 自分の購入単価」×売却枚数 が、利益になるという感じのようです。
売却時後も保有するものは、勿論、購入単価が引き継がれる。
知らなかったのですが、FXでもこのような方法を通常とるようですね。これは単純でわかりやすいですよね。後でちょっと移動平均の実例やってみます。
エクセルでも、購入や売却などで場合分けだけするものの計算式をちょこっと入れて引っ張れば、まあ簡単に出せちゃいます。
で。
私の場合で税金に効いたのは、劇的に値段が上がったアルト→ビットコインへの分散の取引分です。
金融庁から出ている内容を見ると・・・アルト→ビットコインに変えた時に大きな利益確定となってしまうようですね。
あともう1つ間違いやすいのがこれ。
100万円で買って、100万円で売るだけでも移動平均で計算した単価によっては、大きく利益が出てしまいます・・
前項の移動平均で単価を計算するとよく分かるし、当たり前なのですが。
なかなかわかりにくい点として、この「同額を購入・売却しただけでも、利益が大きく出ているとみなされる場合がある」という点はあるかと。
例えば、リップルを1円以下で1000000XRP(百万XRP)ほど購入してホールドしてた場合。
仮に、リップルが10円付近になってから100万円分(100000XRP、十万XRP)購入し、その後その100万円分(十万XRP)すぐに売却したとします。
この場合・・・。
移動平均法で購入単価を計算しますと。
200万円 / 1100000XRP ~ 1.8円/XRP
が自分の購入単価。
なので、すぐに10万XRPを売却しても・・・・
(10円 – 1.8 円)× 100000 ~ 82万円 の利益を確定したことになる。
うーん。。。
まあ、この例はちょっと極端かもしれませんが。
私は結構これに近いことも結果的にやってしまっている時もあり・・・。
計算してみて、ビックリしました。(爆
追記:で、2017年12月に国税庁から税金の計算方法が新たに補足されましたね。
追記:国税庁から仮想通貨の税金計算方法例が追加発表。移動平均による取得単価算出が基本。
冒頭にも記載したとおり、税理士さんはちゃんと既に基本は移動平均ですよ。。。と皆さんおっしゃっていたのですが。
どうも、皆さんの理解が進んでいないようなので、国税庁は補足の説明を出してきましたね。しかも、かなり丁寧で分かりやすい。本気を感じます。
ちゃんと納税しましょう!私は元々書いていたとおり、エクセルでガッツリ計算したものを既に用意しています。。
で、国税庁の計算例はこちらです。
しかし、ちゃんと専門家に相談して、先を見通して動くのが本当に重要だなと。改めて感じました。
そのお陰で、色々と対応ができましたので。。。といっても、税の先送りなのですけどね。インフレを考慮すると、それでよいかなと。
つまり、未来のお金よりも現在のお金の方が同額でも価値があるという考え方ですね。
あと、そうやってどんどん使えば、日本経済の活性化につながるので、国の目的にもかなっていると思いますし。
あともう1つ、移動平均法で計算した利益とは無関係にビックリしたこと。
履歴を取りやすい取引所と面倒な所がある・・・
これ、ビットフライヤーさんは非常にやりやすかったです。
一括で、どん!とダウンロードしてしまって、あとはエクエルの数式にどーん!と入れるだけ。
あ、なんかドーンばっかりですが(笑)。国外の取引所でも、結構履歴がガッツリと抜けてしまうので、思ったよりは簡単でした。
しかし。コインチェック様。便利なので特に初期は多く使わせて頂いておりましたが。
一括の履歴が、なぜか半年前ぐらいまでしかない。。。勿論、個別の履歴を見に行けば、そこにはあるのですが。それもよくわからないのですが、ん?というところも・・・
うーん。そのうち改善されていくのでしょうけど・・・
正直、チャートの使い勝手はコインチェクさんだったけど・・・
追記: ただ、価格一覧を出してくれましたね。コインチェックさん。素晴らしい。
確定申告の際にご利用ください。>取扱い通貨の終値一覧ページが公開されました! https://t.co/UMS0r8MAEz
— YusukeOtsuka (@yusuke_56) 2017年12月29日
追記:ビットフライヤーさんも、確定申告用に終値の一覧を公開していますね。
ただそれでも・・・
ビットコインキャッシュでの超速対応や、今回の履歴の件で、やっぱり国内ならビットフライヤーだな・・と思っている私がいます。
で、こっそり、ZAIFさんの積立が本当に費用対効果が良かったり、ZAIFさんの方が買う時に安かったりしますし。
参考)
→ ビットコインはどこで購入して保管すべき?オススメの方法まとめ
あ。
別の計算方法もあるようですし、税理士さんに相談して、自分で確り判断しましょうね。
上記はあくまで素人の独り言レベルと捉えていただければ。
ただ・・・
法人化+仮想通貨利益と税金+財産債務調書+マイニング!
来年からは、もっともっとうまくやれる!今回の件で、また一つ進化した自分を褒めて、確りと税金は支払っていきたいと思います。(なんのこっちゃ)
ふ〜しかし、こんなに値が上がるなら個人ではなくちゃんとそういう法人作ってそちらでやっていたら結果はかなり大きく変わっていたかもですね。
今年の早い段階で、そういうアドバイスを頂いていた、尊敬している先輩経営者の方々を改めてリスペクトしている最近です。。
そういう方々は、しっかりと利益を出されていますね。来年はそれを実行すべく、準備しておりますよ。ちゃんと法人にて口座を開かないとです。
あと、財産債務調書。これは仮想通貨でも確りと書く必要がありますね。
土地も通帳も全て丸裸になるので、これは恐ろしいです・・・。でも、安全に住まわせてもらっている国の制度ですから。仮想通貨だろうが、税理士さんと相談しながらしっかり書いて提出してます。
海外取引所やウォレットなども諸説ありますが、私はウォレット所在については自分の住所にしています。
しかし、確りと費用は計上しないとですよね。利益を出すために、色々と費用を使っているわけですし。
確定申告用の資金を確保のためにもセキュリティ強化は必須!
あと・・・年末に向けて、皆さん利益が増えていると思いますが。。
セキュリティ、本当に大丈夫でしょうか?
メルマガやLINEの読者様から色々質問頂きますが・・・
「その環境だと、数十万円でもヤバイと思います・・」という回答を何回もしてます。
下記はアフィリなのですが、そういう次元ではなく、普通にセキュリティはちゃんとしないと、ほんと勿体無いですよ。
取引所のGOXも最近発生していませんが、可能性は常にアリます。
取引所が保険に入っていても、確か仮想通貨分ではなく現金分いくらかだけだったと思います。
最初とっつきにくいですが、使ってみるとかなり簡単ですし。
BTCやBCHならこういうのです。
RippleやNEOなら、こちらですね。
ハードウォレットでも、マルウェアがPCに入るとアドレスを書き換えられてしまうため。
できるだけ専用のPCを用意する方が良いです。
私はハードウォレット以外も含め、重要なデータは私専用で家族に触らせない専用PCにしています
あと。
さらに私は、パスワードなどもこういうものに入れてますよ。
共通のキーワードは絶対に使わず、全部個別にして分散して、さらにこういうものに保管がよいかと。これは、真面目に必要だと思います。
→ SAFE BOX
あとは、パスワード付のUSBメモリなども。
ということで、これらは本当にちゃんと活用すべきだと思いますよ。
何かあってから後悔しても、もう遅いですから・・・。
(追記)ちなみに、まず確り利益を出して確定申告すべき!という理由は下記など。
→ ある条件の億り人は、税金を気にせず利確して確定申告する方が良いと思う理由。331人だけ?
→ 今後仮想通貨市場規模を引っ張る4カテゴリと税金を気にせず利確して確定申告する方が良いと思う理由2
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