本日、SBI リップルアジア関連のプレスリリースが出ていますね。
昨日書いたリップルXRPとは?という記事は、リップルXRPそのものやそれに関するブロックチェーン技術に関するものでしたが、今回のものは広い取り組みのように見えます。
株式会社みずほフィナンシャルグループ、もしくはSBI ホールディングス株式会社より、本日7月19日付けでリリースが出ていますので明確になりました。
「ブロックチェーンを活用した国際送金の実証実験開始について
~日本発の「R3」コンソーシアムにおける協働プロジェクト~ 」
という、リップルXRPではなく、Ripple connectに関する記事です。
そういえば基本的な事ですが・・・
SBIホールディングスは米Ripple社の主要株主なのですね。
あと、「SBI Ripple Asia」(SBIリップルアジア)という会社も立ち上げており、リップル(コイン)やXRP 関連にて、日本やアジア地におけるブロックチェーン技術(これがRipple connectなのでしょう)を用いた決済の基盤を展開するとありますね。
2016年5月に設立済みでした。
あの投資で成功する孫さんと戦われていた北尾さんの率いるSBIがリップルに出資!と聞くと、昨日の記事(リップルコインとは?)の内容はあるものの、すごく見込みがあるように思えてくるから不思議です。
しかも、SBIリップルアジアまで設立していますので、アジアでリップルを使った送金網を広げていくことは間違いないでしょう。
*あ、Rippleへの投資については、詳しくは「リップルコインXRPに投資すべきでない?噂の「公式」な発表は誤解しやすい??リスクは?」を御覧ください。
Ripple は総額ランキングで2位のXRP(リップルコイン)を持つ暗号通貨ですから、Ripple connectの役割についてはSBIが目をつけている事がなくても、実はgoogleやシリコンバレーの著名なベンチャーキャピタルが多数が出資していたりしていると知らなくても!
更にさらに、実はリップルコインはビットコインよりもはるか以前に存在していたのだ!とも知らなくても!理解しておくべきだと思っています。
そこで整理した内容をシェアしたいと思います。
気になるコンテンツからどうぞ!
ripple connect を利用しみずほとSBIが国際送金の実証実験「Sora」を年内開始
世界のメジャーな金融機関(クレディ・スイス、JPモルガン、UBSなども加入)が構成する「R3」というコンソーシアムにおいて、日本企業の初主導プロジェクトとのこと。
さすがSBIホールディングスですね。。。
クレジットカードのポイント改悪はあったものの(失礼!)、銀行と証券では圧倒的に良いサービスだと個人的にも思っていますが、この仮想通貨やブロックチェーン技術の分野でも一歩進んだ取り組みをしているように見えます。
「FinTech企業の先駆け」というイメージは確かにありますね。
しかも、今回の結果は、他のR3メンバーにも展開していくとのこと。
世界のメガバンクが一気にテストをすすめる可能性も出てきてますね。
では、その「Ripple connect」とは何か?をまとめてみたいと思います。
Ripple connectとは?
Ripple connect(リップルコネクト)とは、取引に必要なプログラムのブロック。
これを使えば、取引者の本人確認、手数料、取引の所要時間等を実行前に得られる。
また、リップルコネクトは、リップルのネットワークより最も安価な為替レートを取得して提示する。
そのレートに満足できれば、処理を実行する。さらに取引者や銀行はその様子をもちろんモニターできる。
なるほど、もともとブロックチェーン技術で安いのに、さらに最も安いところを探してくれると。
さらに「高速」となれば、メリットは大きそうですね。
ちなみに、上記のリリースによると
「Ripple Connect」では、送金側と着金側をマーケットメーカーで直結させることで手数料の大幅な削減、取引時間の大幅な短縮を実現するとともに、プロセスの可視化が容易となります。
既に、グローバル銀行上位50行のうちの12行に導入され、30を超える銀行が実証実験を完了しています。
とのこと。
うーん、Rippleはこのアプリケーションに閉じた扱いになるとは思われます。
これが各国のインフラとして広がっていくと・・・。
BtoBの具体的な例としては、銀行(おそらくSBIやみずほが最初?)がこれからリリースしてくる送金サービスを活用して、そのメリットを享受することになりそうですね。
SBIがコンソーシアム設立! 追記:2016年09月04日
SBIホールディングスから、「ブロックチェーン技術等を活用した国内外為替一元化検討に関するコンソーシアム」の設立についてプレスリリースが出ていましたね。
「Ripple Connect」を用いて、外国為替に加えて内国為替も一元的に行う決済プラットフォーム「RCクラウド」を、2017年3月を目途に構築いたします。
本コンソーシアム参加金融機関は、「RCクラウド」の活用方法や国内外為替にあたって必要となる業務に関して、技術・運用の両面での議論を重ねてまいります。
本コンソーシアムは8月下旬より参加金融機関の募集を開始し、本年10月のコンソーシアム発足時には約15行で立ち上げ、2017年3月時点で30行程度の参加を見込んでおります。
とのこと。
SBI、どんどん動いてますね・・・。
Rippleのデジタルアセット「XRP」を用いた銀行間国際決済の検証 さらに追記:2016年10月26日
ちょっとキャッチが遅れましたが、またまたリリースが出ていますね。
凄い経営陣がいる、リップルラボとSBIが出資している例の会社絡みで。
少し話はそれますが、クリントン〜オバマ政権で、経済顧問を務めていたGene Sperling氏など、錚々たるメンバーが参加しており、話題になりましたよね。
で、プレスの内容ですが、要約すると・・・
リップルで送金システムが安く簡単になるね
という話。
この試行に参加したR3のメンバー銀行は、バークレイズ、BMOファイナンシャル・グループ、カナダ帝国商業銀行、インテーザ・サンパオロ、マッコーリー・グループ、ナショナルオーストラリア銀行 (NAB)、ナティクシス、ノルデア銀行、カナダロイヤル銀行(RBC)、サンタンデール銀行、ノヴァ・スコシア銀行とウエストパック銀行の各行です。
ということで、広く巻き込めて検証できている点が、他の仮想通貨とは大きく異る気がします。
追記:その後、国内47銀行を含めた取り組みとして、RCクラウドの実証実験完了など、リリースも活発に出続けていますね!
→ 内外為替一元化コンソーシアムにおいて「RCクラウド」の構築完了及び実証実験実施のお知らせ~コンソーシアムは今後の商用化を見据えた活動を継続~
SBI Ripple Asia(SBIリップルアジア)について
追記ですが、SBIリップルアジアについては下記に公式なサイトが出ていますね。
ミッションについて引用すると下記。
SBIグループとRipple(リップル)の知見と技術を融合させることで、日本及びアジアにおける「価値のインターネット」を実現することを目指します。
うーん。
SBIリップルアジアに関して、ASEAN地域での動きは、よく見ておいた方が良い気がしますね。
一気に、このSBIリップルアジアという会社を拠点として、大きくリップルを使う決済ネットワークを広げていくと思われます。
参考追記 : ⇒ SBI MAX ! 北尾社長の動画がスゴく面白い!!バーチャルカレンシーズ以外に香港に仮想通貨取引所が!+SBIコインの続報
なお、仮想通貨の「概要と今後」について知るなら「仮想通貨革命」はおすすめです。
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